エクセルで楽々校務

学校現場で使えるエクセルファイルや小技の紹介をしています。掘り出し物があるかもしれません。あと、今までの実践での疑問点もつぶやきます。

縦の名簿を横にする時はINDIRECT関数が便利

深夜ですが、眠れません((^-^;)

調子に乗ってもひとつ書きましょう。

私が数式でこれはほんまに役に立つと思ったのは、

INDIRECT関数です。

これは、縦のものを横に変換できます。

 

ちょっとだけ話を挟みますが、この機能で有名なのは、

TRANSPOSE関数です。しかしこれはCES関数の部類で、

CTRLキー+ENTERキー+SHIFTキーを同時に押して使う配列式の関数なので、

融通が利きにくいんです。がちがちですな。

 

INDIRECT関数の素晴らしいところをご紹介しますね。

例のごとく、サンプルシートです。

 

 

A列の1~10の値を、D3セルから横に変換しています。

「#REF!」が表示されていますが、ダウンロードしたら正常に表示されます。

INDIRECT関数の唯一の弱点は、同一ブックの中でしか使えないところです。

関数の入ったファイルが開かれていないとだめだということです。

だから、別ブック同士で使う場合は、リンクで飛ばしておいて、リンクしたデータを

縦横変換すると問題は解消できます。

WEB上に上げた場合もエラーが出るのは初めて体験しました。

 

ファイルを見てもらったらわかると思いますが、

INDIRECT関数は、座標を文字で指定できる関数なのです。

1行目に赤文字で数字を入れていますが、これが読み取りたいセルの行番号です。

従って、この数字を変えると、飛び飛びのセルでも指定できるところが柔軟です。

 

対して、transpose関数は、変えようと思っても配列が崩れることを拒否してきます。

不要になったときは、切り取って、空いているセルに貼り付けて、削除するように、私はしています。

逆に言うと、変えられたくない名簿データとかは、この関数で処理する方がいいですね。

 

●まとめ

・縦名簿を横形式に変換したいときは、INDIRECT関数を使うと便利

・行番号を打って置き、それと列記号を組み合わせると、飛び飛びのセルも指定できる。

・TRANSPOSE関数は、一度設定すると、変更が利きにくい。

 

では、また。