エクセルで楽々校務

学校現場で使えるエクセルファイルや小技の紹介をしています。掘り出し物があるかもしれません。あと、今までの実践での疑問点もつぶやきます。

ピッチと歩数は単位が違う

普段疑問に思っていることも書いていきたいと思っています。

不満があるわけではありません。私自身、このブログに書いているように納得して日々取り組んでいますので、

ちょっと考えるネタにしていただけたら幸いです。

さて、前回、ストライドと歩幅は厳密には違うのではないかということを書きました。

まあ、でも、ストライドも歩幅も、”長さを伸ばす”というイメージが湧くので、対する「ピッチ」が英語なら、

ストライドと英語で言った方がバランスはとれますね。

しかし、ピッチ(歩数)という言い方は、やめた方がいいのではないかと思います。

なぜなら、単位が違うからです。

桐生祥秀選手のデータを使って具体的に説明しますね。

桐生祥秀選手の記録変遷

これは、JAAF日本陸上競技連盟公式サイトより

↑ここに出ていたデータです。

表の一番下が、9秒98で走った時のデータです。

 ①総歩数=47.1歩

 ②ピッチ=4.719歩/秒

 ③ストライド=212.3cm(1歩の長さのこと)

 ④身長比=120.60%

というデータが書かれています。

検算してみます。

②のピッチは、1秒当たりの歩数ですから、①÷9.98です。

47.1歩÷9.98秒=4.7194歩/秒 ・・・合ってます。

対して、歩数は?と聞かれたら、どう答えるでしょう。

総歩数が47.1歩とあるんですから、歩数=47.1歩です。

気付かれましたか。

・ピッチの単位は、歩/秒

・歩数の単位は、歩 です。

細かいかもしれませんが、両者は単位が違うのです。

だから、ピッチ(歩数)の表記は厳密に言うと誤りです。

このあたりの言葉の定義をしっかりしないと、かなしいかな・・・体育はなめられると思います。(言葉をきちんと定義しましょう)

ゆくゆくは述べていきますが、言葉をきちんと定義することは、プログラミングにもつながります。

VBAマクロプログラムなら、Dim r As Range とか、「 r 」について定義してないと、

マクロが動かないときがあります。詳しくは時期が来たら述べていきたいと思います。

さて、最後に、

歩幅等に関して、言語聴覚士さんのHPがありました。

歩行用語集|リハビリDATA

歩行の基礎知識

歩行の領域では、きちんと言葉が定義されていました。

歩→走と発育・発達していくので、連携して言葉を整理するといいと思いました。

ちょっとすっきりしました。

では、また。