エクセルで楽々校務

学校現場で使えるエクセルファイルや小技の紹介をしています。掘り出し物があるかもしれません。あと、今までの実践での疑問点もつぶやきます。

短距離走スピードチェックカード

お盆も最終日ですね。今晩は送り火焚こうかな。

さて、先日おもしろい学習カードがあると言ったんですが、

短距離走のスピードをチェックできるカードです。

短距離走スピードチェックグラフ

こんな感じです。

一番の売りは、「通過タイム(スプリットタイム)」を文字にしているので、

タイムの数字を丸で囲んだら、グラフっぽいものがすぐにできるというところです。

クラス全員の子が授業で使うのはしんどいと思いますが、伸び悩んでる子のスプリットタイムを

10mごとに測ってやると、どの区間に問題があるのか、どこがその子のいいところなのかが

見て分かります。

縦軸の速度は手動で打ち換えることができます。

距離÷タイム=速度なので、タイム÷距離=1/速度になります。したがって、

【タイム=距離÷速度】になるので、タイムを数式で計算させ、表示させています。

これ、一目瞭然になるし、あんまりこんな測り方しないから、子どもにはなかなか好評でした。

紙に印刷して使うこともできますし、

読込表にタイムを入力すると、読み込んでグラフをかくこともできます。1000人分に対応しています。

短距離走スピードチェックグラフ読込表

グラフ描画は、マクロを組んで処理しています。オートシェイプの赤い直線でタイムを結んでいきます。

全部タイムがそろわなくても、あるタイムだけで描画します。例えば、50m、100mの2地点のタイムでも

グラフは描けます。基準の子どもを設けて線をあらかじめ引いておくと、比較がしやすいですね。

100m、60m走の他に、60mHのシートもセットしています。

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お詫び)

ロジックに不備があったので、修正しています。

どんなパターンで値がとんでもグラフが描画できるように修正しています。

※ 3人分のグラフを表示できるように改良してみたので、

エクセルブックは、次回記事に改めてアップします。

チェックシートの最新版の記事

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このブックは学習カードなのですが、校務で使える数式や書式、マクロなどがまあまあ入っています。

このシートを使って、数式やマクロについてまた書いていきたいと思います。

●まとめ

・学習カードに、速度に対応したタイムを並べておけば、近いタイムに丸をつけるだけで、

グラフが描ける。

・一人ずつタイムを測るのは大変だが、伸び悩んでいる子や、記録会などに出場する子を

診断して指導につなげていくことができる。

では、また。